2014年8月26日火曜日

活版印刷機のご紹介






お盆前、いつもお世話になっている活版印刷会社さんをご訪問させて頂きました。
心の込もった丁寧な印刷をして下さっている職人の方々に実際にお会いし、ご挨拶ができた事、大変嬉しかったです。

当日見せて頂いた、上記写真の「ドイツ ハイデルベルグ社製 T型プラテン印刷機」は、まるでレトロな機関車のエンジンを見ているようで、大変かっこ良かったです。ドイツの活版印刷システム創始者「ヨハネス・グーデンベルク」が活版印刷機を完成させたのは500年以上前、日本ではまだ戦国時代前夜の15世紀半ばだそうです。その後、改良は加えられていますが、基本的な仕組みは当時のままだそうです。細部まで洗練され拘り抜かれたパーツを見ても、機械に込められた愛情や本気度が伝わってきます。

『活版印刷』と聞くと、活字を使った組版をご想像される方も多いと思いますが、ホズデザインでは、お客様ひとりひとりにオリジナルで制作する鉛版を使用した活版印刷をご提供しております。コストを抑える為に、少し安価な樹脂版をご使用される活版印刷会社さんも多いですが、やはり、鉛版を使用した時の仕上がりの美しさは比べ物になりません。




↑そしてこちらが、以前NYの職人さんに活版印刷して頂いたものです。
今回、日本の職人の方々も、余りのディテールの細かさにかなりビックリされてました。やはり、ここまで細かく美しく仕上げる為には、かなりの熟練技術が必要になってくるそうです。活版印刷について色々お話させて頂き、活版印刷好きとしては、とても有意義な時間を過ごす事ができました。これからも、ひとりでも多くの方に活版印刷の魅力をお伝えできるよう、精進していきたいと思っております。




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