2015年2月4日水曜日

再婚同士の結婚式について



以前再婚同士の結婚式について書かれた記事を読み、自分達の事を思い出したので、今回は『再婚同士の結婚式について』書きたいと思います。

このブログには何度か書かせて頂きましたが、私たち夫婦は再婚同士です。これまでお互い結婚による幸せと苦労の両方を味わってきましたが、今ではとても仲良く尊重し合いながら結婚生活を楽しんでいます。

実際私達が再婚を決めた時も、結婚式を挙げるかどうかでとても悩んだ時期がありました。一度盛大な結婚式を挙げた旦那さんと、誰も招待せず知り合いの教会に寄付する形でふたりだけで小さな結婚式を挙げていた私。元々私は結婚式にはあまり興味がなく、無理して挙げなくても良いという考えの持ち主でした。けれど実際は後になり「あの時挙げておけば良かった」と大変後悔したものです。きちんとお金と時間を費やし、心を込めた結婚式を挙げ沢山の方々に祝福して頂く事が、その後のふたりにとってどんなに大切な事になるか。時代を超えて受け継がれてきたこの儀式は、決して無視してはならない大切な行事だと思います。私の場合、結婚後は日々の生活に追われ、結局離婚するまでの間一度もご紹介すらできなかった方もいらっしゃいました。

再婚で結婚式を挙げるかどうかという話しになった時、旦那さんは「既に一度盛大に挙げてしまい周りの方々にも申し訳ないので、結婚式は挙げずにその分新婚旅行を楽しもうよ!」と言っていました。私は(今度こそちゃんとした結婚式を挙げたいなぁ)と内心思ってはいましたが、無理は言えないなとあきらめていました。ところがある日自分の両親に結婚式は挙げない事を伝えると、「分かったよ」とは言いながらも最後にボソッと「娘の結婚式を見てみたかったな...」と言われました。その言葉が『結婚式を挙げる意味』について改めて考えさせられる良いキッカケとなりました。そして色々考えた末「自分達の為ではなく両親の為に、なんとしても結婚式は挙げなくてはならない」そう強く思いました。その事を旦那さんに伝えると、「旅行よりもまず結婚式を挙げなきゃね」という話しになり、結局は文句ひとつ言わず私がやりたいような結婚式を挙げ、新婚旅行にも連れて行ってくれました。来賓者の方々の負担にならないよう挙式は家族だけで行い、後日別の場所で会費制のパーティーを催しました。

自分の懐からありったけの大金を払い、私と家族の為に実現してくれた事。本当に嬉しくて今でも感謝の気持ちでいっぱいです。あの結婚式があり家族皆の中に共通の幸せな思い出が刻まれたからこそ、今でも両家族円満でとても仲が良いと実感しており、今でもたまに「あの結婚式は本当に良かったね」という言葉を聞く度にとても嬉しくなります。人生の中にはお金には換えられない幸せが沢山あります。時には潔く出費して楽しむ事も、人生の中で必要ではないのかなと私は考えます。





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*Weeklyブログ『Coffee Talk』(毎週水曜更新中)


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