先日、お隣のおじいさんが突然お亡くなりになりました。心臓が少し弱っていたみたいで、家で眠りながら息を引き取り、朝になっても起きてこなかったそうです。後から、「野菜やトウモロコシを育てるのは、今年で最後かなぁ〜」と話してたっておばあさんから聞いて、大分身体がしんどくなってきてたのだなぁと悲しくなりました。
耳が遠いおじいさん、洗濯干してる時やリリーの散歩の時に挨拶すると、どこから声がしてるのかが分からず、いつも3回転ぐらいして、明るくおしゃべりした後、その場で畑の野菜を沢山つんで「食べなよ〜!」と渡してくれました。リリーの事も抱っこしたりして、それはそれは可愛がってくれました。そんな、いつも優しく元気いっぱいなおじいさん、そんな風に私と話すだけでもとても喜んでくれていたと聞いて、私からすれば、当たり前の事をして野菜までいただいて逆にありがたかっただけなのに、近頃は妊婦になって季節は寒いし、以前程あまり外に出てなかったから、もっと外に出て話しをするべきだったんじゃないかと思った。
決して裕福ではなさそうだったけど、家庭菜園を持っていて、春夏秋冬、寒い日も暑い日も、毎日おばあさんと夫婦で畑を耕しながら作物を育て、自給自足生活をしていたおふたり。在宅で仕事をしていると、毎日のように外から元気なおふたりの声が聞こえてきてとても微笑ましかったし、お金がなくても年をとっても元気ハツラツと毎日イキイキ楽しそうで、幸せそうに暮らしているおふたりの夫婦としての生き様には、隣で見ていて、人の生き方や幸せについて考えさせられたものがあり、得させていただいたものが大きかった。これまで生きてきて、隣のおじいさん、おばあさんのような90歳を過ぎた幸せな夫婦像を垣間見てきたのは初めてだったし、いざ失ってみると、あぁこの地区を幸せオーラで包んでくれていたのは、お隣のおじいさんとおばあさんだったんだなぁとしみじみ感じたのでした。
※写真は関係ないけど、近所の好きな景色のある日の朝焼け。
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