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という事で、今回は海外と日本の招待状デザインの違いについて書きたいと思います。
海外と日本のデザインの違いの大部分は『タイポグラフィーの違い』であると私は考えます。以前の職場で、日本でずっとグラフィックデザイナーをしている後輩に「泉さんはやっぱりアメリカでずっとデザインをしていたせいか、欧文フォントの扱いが上手ですね。」と言われた事があります。アルファベットを使う欧文フォント。アメリカでデザインを勉強してきた自分にとっては和文よりかなり扱い易いのですが、その時初めて欧文フォントに不慣れな日本人にとっては扱いにくい書体であるという事を知りました。逆に和文のタイポグラフィーを専門的に勉強していない自分にとっては、形式が重要視されるDTP等の構成や日本語のロゴデザインは難しく感じられます。
また、日本と海外のタイポグラフィーの大きな違いは、日本人は左揃えを好むのに対し、欧米人は中央揃えを好む所でしょうか。アメリカでは「ポイントはドンと中央に!」が主流ですが、日本では右端などで控えめに主張させる方が好まれます。明らかな文化の違いが、タイポグラフィーにも表れていますよね。
ホズデザインの強みは、所有している欧文フォントの数と知識の差にもあるかもしれません。元々フォント好きなので、これまで集めたフォントの量は数知れず、「こんな欧文フォントを使って欲しい!」と言われればほとんどのご希望は叶えられる自信があります。今でも良いフォントがあれば購入しているのでコレクションは増え続けていますが、長年かけて集めてきたこれらのフォントは、今では私の宝物です。
ニューヨークの大学では、ひとつひとつのアルファベットのオリジナルフォント作りから勉強しましたが、今その経験が生かされ自分のデザイナーとしての強みになっている事を大変嬉しく思います。結果的に専門的にする事になったウェディングのデザインも、自分に一番向いているのかもしれません。
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下の写真は、学生時代、自分で作った欧文フォントを使って作った作品。やけにクラフト紙と茶色が好きな学生でした。当時は勉強も頑張っていたけど、アホみたいに遊んでもいました(笑)↓
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