LGBTで思い出すのは、ニューヨークで通っていた大学SUNY Purchase College。 州立の芸術大学で、この大学に通うのはほとんどがアメリカ人。そして、教師・生徒共に半数以上がLGBTの人達でした。私も在学中に一度だけ、紙面にぎっしりハートが描かれたラブレターを、レズビアンの女の子からもらった事があります♡もちろん「私ストレートです」とお断りしましたが。
そして、私のグラフィックデザインの教授で、卒業制作まで担当してくださった先生もゲイの方でした。私は彼の感性が大好きで、おしゃべりも楽し過ぎて、いつも教授の部屋に行くと、気付けば2、3時間も経っていました。大学4年の頃は、お互いマンハッタン界隈に住んでいたのもあり、よくBroadway沿いにあるBarnes & Nobleの本屋さんのスタバで会い、卒業制作の打ち合わせと共にデザインやちょっぴりプライベートなお話しで盛り上がっていたのも懐かしい思い出です。そんな先生は、普段はとても厳しい方で、私が在学中唯一単位を落とされたクラスAmerican Art Historyの担任でもありました...。そのせいで卒業式に出てからも、足りない単位取得の為に余分でサマークラスまで受ける羽目になったのですが、「私を落とすなんて先生ひどい!」と偉そうに言いに行ったら、「人数多過ぎて見落としちゃったごめん」と言って下さったのが、仲良くなったきっかけでした(笑)
雑談長めですが...、今回のご依頼を受けてそんな楽しい昔の思い出が色々蘇ってきました。お二人の式を通して日本でも、「結婚式っていいな、自分達もやってみたいな」そう言って下さった方が少なからずいらしたとお聞きしてとても嬉しかったです。
NYではもっともっとオープンで、LGBTの人達に囲まれた暮らしが当たり前の日常でした。きっと日本でも、LGBTの方は本当はもっと沢山周りにいらっしゃると思います。『ありのままの個性で、自由に楽しく、いくつになっても満面の笑顔で、沢山の幸せを感じられるプロデュースがしたい。』そんな思いで、HOZZ WEDDINGでは、入り口を大きく開いて皆様とのご縁を心待ちにしながら、日々デザインに励んでおります。
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