2014年7月29日火曜日

働くママの理想の職場空間


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写真は、2006年、NY Purchase大学の卒展で声を掛けてくれた、同級生のお姉さんが経営する『soap and paper factory』を訪れた際に撮影したもの。今では日本でも、ここのキャンドルなどの商品が、arts & science のお店で販売されています。当時、ナビも付いてないポンコツ車で、初めての仕事の依頼に胸を躍らせながら地図を片手に片道3時間、お隣のNJ州まで訪問に行ったものです。あの時は冒険だったなぁ(笑)

それから8年、この時の記憶は忘れる事なく私の心の中にずっと残っています。「いつか私もこんな職場を作ってみたいなぁ。」いつしかそんな思いが、叶えたい夢の中の1つになっていました。仕事仲間の子供達が皆兄弟のように仲良く走り回り、広々とした空間で気の知れた仲間と共に子供達と一緒に成長できる職場空間。...て、子供がまずいませんが(笑)

そして今、職場よりも我が家造りが先になっていますが、NYに住んでいた頃の写真等を見ているととても考えさせられます。和風の家が好みだけど、自由でラフな住まいにしたいな。先日友人も言っていたけど、床や壁等が汚れるのは当たり前。汚れにくい家にするんじゃなくて、汚れても味となり思い出となる家にしたい。長年、とてもきれいな国=日本にいると、無意識にキッチリする事が当たり前になってしまっているような気がする。完璧じゃなくても、思い出と一緒に少しづつ育んでいけば良い。ペンキ塗りを手伝ってくれると言ってくれた友達。予算の事で頭がいっぱいになっていた私は、少し「家造りを楽しむ」という事を忘れていたかもしれない。皆で泊まりがけでペンキ塗り。想像しただけで今からワクワクします♪



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作者の作品が見れるウェブサイト『Hozz Design(ホズデザイン)』
http://hozzdesign.com

*皆様の人生を豊かに彩る、インスピレーションとアイデア、情報の源となりますように。*

2014年7月22日火曜日

ご報告と御礼


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Hozz Design(ホズデザイン)を始めて、はや半年以上が過ぎました。

脱サラした当初は、(このまま仕事がなくなってデザインができなくなったらどうしよう。)そんな不安が付きまとっていましたが、半年が過ぎ、やっとその不安をなくす事ができました。「自分もっと頑張れるんじゃないか」と、日々自問自答を繰り返しながらも、「継続は力なり」という言葉を信じて、コツコツ地道に毎日自分自身と戦いながら前に向かっております。

最近になって、大して広告も出していないのに、面識のない方々からも頻繁にお問い合わせを頂くようになりました。皆様お会いした事がなく、私が実際どんな人間かも知らないのに、私の事を信じて発注してくださる事に心より感謝しております。近頃よく感じる事は、私はお客様によって育まれているなと。人間としてもそうですが、デザインも、皆様本当に目が肥えていらして、デザインを進めながら、素敵なアイデアや素晴らしいご指摘をお客様から頂く事も多く、とても勉強になります。これからも変わる事なく誠実に、皆様に喜んで頂ける事を何よりの喜びとしてお仕事させて頂きますので、ご安心してお任せ頂ければ幸いです。

また、最近の一番のご報告としましては、これから、ウェディング業界のパイオニアである Wedding Design Luceさんと、ウェディングのペーパーアイテムデザインで協業させて頂ける事が決まりました。Luceさんは、新郎新婦様おふたりの事を思い本当に心あるウェディングをご提供されています。私も、もっと早くお知り合いになっていれば是非、Luceさんにウェディングの企画をお願いしたかったなと思いました。経験値とホスピタリティーの高いLuceさんに是非ご安心しておふたりのウェディングをお任せ頂ければ、きっと素敵なお式に仕上がる事間違いありません。おふたりだけの最高に素敵なオリジナルウェディングをデコレートして頂けます。また、同じブライダルハウス内にある、桂由美さんのウェディングドレスもとても素敵でお勧めです!!!
ただ今それに伴い、ホズデザインのカタログも制作中です。ホームページのウェディングページも、もっと充実したものに変更していきたいと考えておりますので、お楽しみに♡

それではまた、今度は一年が経過した頃に、色々ご報告できる事を目標に引き続き頑張ります。




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2014年7月15日火曜日

活版印刷との出合い



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今回は、Hozz Designでよくオススメしている、「活版印刷」について書きたいと思います。

私の初めての活版印刷との出合いは、NY州立大学「SUNY Purchase」在学中に受講した、活版印刷のクラスでした。キャンパス内で当たり前のように毎日普通に触れていた大型の活版印刷機が、後になりNYを離れてみて初めて、化石化されつつある希少な物であった事を知り、もっと沢山写真を撮っておけば良かったと大変後悔しました。

大学卒業後は、活版印刷を主としたNYのオリジナルウェディングステイショナリー会社に勤め、更にどんどん活版印刷と風合いのあるコットン紙を使用した制作に魅了されていきました。その後渡韓後、韓国で勤めたデザイン会社の社長も、とても印刷と紙が好きな方で、活版印刷についても沢山話しましたが、韓国では博物館に展示されているもの以外はもう、活版印刷の機械自体がほぼ残っておらず、活版印刷のように仕上げられたものは全てフェイクである事を教えて頂き、絶望しました。

その後日本に帰国後は、国内でも数少ない活版印刷機を保有している会社を探しに探した結果、ホズデザインではやっと、NYで提供していたような、活版印刷をフルに生かしたアートのようなデザインをできるだけ安い価格でご提供できるようになりました。日本では、大型の活版印刷機を保有されている印刷会社が少なく、大判で美しい活版印刷をご提供できる準備が整うまで沢山回り道をし、思いのほか大変時間が掛かってしまいました。

活版印刷の魅力は、デジタル印刷では印刷ができない程に風合いのある厚紙のコットン紙に、一枚一枚専門の職人さんが丁寧に印刷する点だと思います。
人の手によって生み出される印刷物からは、何とも言えない味わいと温かさが感じられ、デジタル印刷で生み出される物とは深みが格別に異なります。手にすると、人の温もりが伝わってくるとでも言いましょうか、まるで魔法にかけられたような素敵な風格をかもし出します。

Hozz Designでは、そのような貴重な活版印刷を使用したペーパーアイテムを完全オリジナルで作成し、それらを手にした時のなんとも言えない感動を沢山の方々に味わっていただきたいと切に願いながら、日々デザインに勤しんでおります。

活版印刷、オススメです!!



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2014年7月8日火曜日

ずっと飾れるベビーアナウンスメント(出産報告カード)


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Hozz Design(ホズデザイン)の保泉 泉です。

今週は、ベビーアナウンスメント(出産報告カード)のご紹介です。
今回は「内祝いに同封したい」との事でしたので、ハガキではなく、カードとして制作しました。

5月のバラがきれいに咲き始める季節に産まれた女の子。春風が心地良く 草花が美しい季節.....から始まる文章に合わせ、心地よい風や美しく咲く草花を、今にも香ってきそうな瑞々しいバラの絵を描く事で表現しました。女の子2人姉妹なので、とにかく女の子らしく可愛らしく。2人の女の子にも喜んで頂けるよう意識しながらデザインしました。

お姉ちゃんに大事に抱きかかえられた赤ちゃんのお写真には、そのまま長年飾って頂いても大丈夫なように、汚れても拭き取れる強度ある加工を施しています。

記念になる一枚を、誕生を心待ちにしてくれていた大切な方々に届けてみませんか?
忙しいお母様に変わって、ホズデザインが、お子様のイメージに合うオリジナルデザインでお作りし、自宅に配送致します。ピンナップなどでそのまま飾れる手軽さなので、きっとご両親や親族の方々にもとても喜んで頂けると思いますよ。そして、2人が大きく成長した時には、あの頃の大切な思い出の一枚としてお子様達に渡して頂けると嬉しいです♡


Baby Announcement (出産報告ハガキ)  – 15枚:16,850円  25枚:17,180円
(デザイン費、印刷費、税金、送料全て込み  注:お写真と日本語部分の文章はご自身で準備頂きます。)

Hozz Designホームページでのご紹介ページ↓


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2014年7月1日火曜日

感謝の気持ちを忘れずに




「そろそろ昔お世話になった先生方に挨拶に行きたいね。きっと皆さん喜ぶわよー。」
以前何度かそんな事を、何かを悟ったかのようにうちの母が言っていた。でも私は毎回「もう30年も面識がないのに.....。」と返していた。

先生方というのは、私の命の恩人である医師の先生方である。私は「ホルトオラム症候群」という珍しい障害を持って生まれた。幼少の頃は病院で過ごす日々。国内で優秀な医師の方々が、この珍しい病気に立ち向かいたくさん励ましながら私を救ってくれた。私にとってはまだ物心がつく前の話しで記憶もほぼないせいか、これまでは母の言う『挨拶』にピンとこなかった。しかし先日、本当に挨拶をしなければならない状況がやってきた。ーというのも、私が過去に入退院していた事実を証明しなければならなくなったのだ。もう30年も前の話し。病院に問い合わせても、もうカルテは残ってないらしい。(そりゃそうだよね。)すると今度は、親族以外で過去の事実を知る方に「第三者の申立書」を書いてもらうよう言われた。親族以外....頭に浮かぶのは、かつて私を看てくださった先生方だけだった。「挨拶に行こうよ。」そう言った母の言葉が思い出される。

住所を探し手紙を書く事にした。心を込めて書きたかったので、手紙はあえて手書きにし一生懸命書いた。この手紙を読んだ方々はどのように思うのだろう....。(なんでこんな事に協力する必要があるのか。)と思われるのか(懐かしい元気かな。協力してあげよう。)と思ってくださるか、それとももう記憶にないか....。色々考えながら一生懸命手紙を書いた。そしたら皆私の事を覚えてくださっていて、昔を懐かしみながら快く一筆書いてくださった方もいた。期待以上の長文と写真まで同封して送ってくださった方もいた。電話で、「お母さんとお父さんは元気?」そんな話しをして、笑顔で答える反面、私は感動してしまい目頭が熱くなった。こうやって急なお願いに答えてくださるのも、当時両親が私の為に一生懸命頑張ってくれた事と、お医者様方の温かい気持ちがあるからなのだなと思った。

感動もあったけど、実際なんだかむなしい現実もあった。世の中色々な考えを持った方がいるのだなと。
私の周りには医療関係に携わっている人が多い。兄は医者、旦那は臨床試験の仕事をしている。幼い頃から病院とは密接に関わってきたし、きっとこれから先も色々あるだろう。常々周りから色々な話しを聞いていると考えさせられる事が多い。医療関係の仕事も色々あるだろうけれど『人の助けになる』という人として根本的な使命を持ち仕事ができる事を羨ましく思う。かつての私はそこまで余り『人のため』という課題に真剣に向きあえていなかった。でも、考え方を変える事ができたのは、周りで本来の道を外れる事なく人の為を思い真剣に頑張っている方々と接する事ができているからだと思う。私も沢山の方々に助けられ守られて今がある。だから私自身も力を付けて世の中に恩返しをしたい。昔NYに住んでいた頃言われた事がある。「人に何かをしてもらったら、何倍にもして返す。それが人付き合いのコツ。」だと。15年ぐらい前に言われたその言葉は今になっても忘れられない。若い頃の私はただ一方的に助けてもらうだけで、ちゃんと感謝する事ができてなかった。その言葉を聞いて、それまでの自分を恥ずかしく思うと同時に反省し、『感謝する』という事を学んだ。仕事で頂くお金は『感謝に対する対価』だから、仕事は本来『人の力になる事』を追求する為に存在しているはずである。『デザインの力で、いかにどこまで人の為になれるのか。それをどこまで追求していけるのか』それが残された人生の内の私の課題だと思う。




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