2012年12月8日土曜日

太田雪村画伯




2週間程前に訪れた韓国では、世界でご活躍中の太田雪村画伯とお会いしました。

今年で90歳になられる太田雪村氏は、江戸城を築城した太田道灌一族の血すじをひく大資産家の御曹司である
日本人・太田清蔵(おおた せいぞう)と、朝鮮文壇に名をなし後に女性で僧侶になられた韓国人・金一葉(きむ いちよう)
の間にできた方。朝鮮併合という異常な時代に民族を越え結ばれたお二人の運命がどれほど過酷なものであったか。
そしてその間に生まれた太田雪村氏の壮絶な人生。ただ今太田雪村氏の人生を描いた社団法人日韓合作映画
「母さんと呼ぶな」(Click!)が製作されています。
写真の本「私の歩んだ人生」は太田雪村画伯著のもの。太田家の国境を越えた真実の愛と感動的なドラマの様な人生に
ただただ泣けます。。人生で初めて著名な方にサインを頂きました。私も韓国人の母と日本人の父を持つ身ですが、
日韓関係については幼い頃から色々と沢山考えさせられました。太田氏のご活躍で今後日韓の理解と友好がさらに
深まる事を切に願っております。

これからも大切にしたいとても素敵な出逢いでした。

12月12日〜23日 東京六本木・国立新美術館で開催される雪舟国際美術協会展(Click!)に太田雪村画伯も出展なさっています。